「SDGsマスターへの道 VOL.5 ~ゴール4 質の高い教育をみんなに編~」
いつも、ダイサンニュースをご覧いただき、
心より感謝を申し上げます。
コミュニケーションデザイン部の林です。
こちらの「SDGsマスターへの道」は、
SDGs(持続的な開発目標)を社内に広めるべく、
まずは自分自身が第一人者を目指していく企画です!
SDGsでは、17の目標を掲げていますが、
今回はSDGsのゴール4、
「質の高い教育をみんなに」について、
皆さんと情報共有できればと思っております。
このゴール4ですが、詳しくは、
「すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を
提供し、生涯学習の機会を促進する。」とあります。
日本では、世界と比較した場合、
質の高い義務教育を9年間受けることができますが、
世界の現状はどうでしょうか。
世界では、学校に通えていない子どもたちが
たくさんいます。
6歳~17歳の子どもの5人に1人は、
学校に通えておらず、
約2億6000万人にのぼります。
その内、小学校に通えていない子どもの数は、
6400万人です。
そして、世界中の全ての子供と、半数以上の青年が、
読書と数学の最低能力基準を満たしておらず、
その数は6億1700万人になります。
読み書きができない成人は、7億5000万人で、
その内の3分の2は、女性です。
サハラ以南のアフリカでは、過半数の学校で
以下のものが欠如しています。
・基本的な飲料水
・洗面設備
・インターネット
・コンピューター
そもそも教育を受けられなかった場合、
どういう問題が起こるでしょうか。
文字の読み書きができなければ、
本も読めず、手紙も書けません。
薬の説明や危険の注意書きが読めず、
命を落とすことも考えられます。
計算ができなければ、仕事の給料や、買い物の代金、
おつりがわからずに騙されてしまうかもしれません。
必要な技能を身につけていない為、希望する仕事や
安定した収入の仕事に就くことができません。
その他、話し合いの資料が読めない、
選挙で投票ができないなど、
自分の意見を表明することが難しくなります。
また、自分の名前が書けない、
書類に記入できない、となれば、
公共サービスすら受けられない可能性があります。
以上のように、教育を受けることができなければ、
社会から取り残されてしまうことで、
抜け出すことが難しくなり、子どもや孫にも
負の連鎖が起こってしまいます。
このように学校に通えない子どもがいる原因は
何でしょうか。
学校が遠すぎるため、通えなかったり、
国が給料を払えない為、学校があっても
先生がいなかったり、そもそも
先生になる仕組み自体が無いということがあります。
途上国では、家族が貧しくて困っていれば、
子どもが働かなければいけないですし、
小さい兄弟の面倒をみなければなりません。
また学校に通わせるくらいなら、
働かせたほうがましだと考えている親や、
女の子に教育は必要ないと考えている親がいます。
医療や栄養の不足、不衛生な環境により、
病気にかかりやすく、治療も満足に
受けられないことも深刻です。
そして、忘れてはならないのが、
戦争や紛争のある国や地域で
生活している子どもたちがいるということです。
貧困や飢餓、その国での慣習など、
取り巻く環境が複雑であるため
解決は簡単ではありませんが、
今後、持続可能な開発を実現するためには、
未来を担う子どもたちの教育は欠かせないでしょう。
このテーマについては、今後もしっかり勉強して
また皆さんと情報共有させていただければと思います。
以上、こちらのブログを最後まで
お読みいただきありがとうございました。
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また次回更新時にお読みいただくことを
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