第16回 GEKIの WHO’S WHO
みなさん、こんにちは
今回は、(ウィリアム・ワイラー)1902~1981をご紹介しましょう。
ハリウッド黄金期を、代表する名監督「巨匠の中の巨匠」。
私が、敬愛してやまないビリー・ワイルダーと双璧するすばらしい監督です。
では、ワイラーのどこがすごいのか?
映画監督は、自分の得意とするジャンルがあるのです。ヒッチコックであれば・・・サスペンス
ワイルダーであれば・・・ソフィスケイティッド・コメディー、西部劇なら・・・ジョン・フォード
ワイラーは、オールラウンドなのです。
まず、ロマンティック・コメディー金字塔 1953年「ローマの休日」、
歴史劇の最高傑作 1959年「ベンハー」
西部劇の大作 1958年「大いなる西部」
(リリアン・ヘルマン)原作 1961年「噂の二人」、1930年代禁断とされた
心理的同姓愛を描いた衝撃作
小粋なコメディー 1966年 「おしゃれ泥棒」
サイコスリラーの先駆けとなった 1965年 「コレクター」
まぁ~、どれをとっても、すばらしい作品ばかりです。他にも、
1951年(リー・グランド)の女スリ役が、俊悦な「探偵物語」
1949年(オリヴィア・デ・ハヴィランド)を、アカデミー主演女優賞に導く「女相続人」などがあります。
ユダヤ系移民により、一夜にしてアメリカンドリームをなし得れた映画の都ハリウッドに燦然と輝く
巨星達の一人が(ウィリアム・ワイラー)なのです。
洋画より邦画のほうが興行収入がよい昨今からは、想像もつかない事だと思います。
ハリウッド創世記、タイクーンと呼ばれた、映画会社創設者達の礎となったアメリカNO.1の監督に
ちがいないとわたくしは、思います。
機会が、あれば(ウィリアム・ワイラー)監督作、ご賞味あれ!
ハズレなしです。
では、今回はこの辺で、GEKIでした。