ホカ弁事件
どーも、皆さんこんにちは^^
リューでございます。今回は少年時代から
ちょっと時がたって、社会人に成り立ての
エピソードです。
—事件ファイル④「ホカ弁事件」—
色んな方がいらっしゃいます。私が以前勤めていたお店にも
ユニークな方がおられ、色々と社会勉強になりました。
その人の名前はA。アルバイトとして、勤める事になりました。
Aくんは、自分で何とかしようとする典型的なタイプで、結局それで
間違えて、よく怒られていました。
店長「A!解からんかったら、聞けっていつも言うてるやろ!」
A「あ、はい、すみません」
てな具合で、日常茶飯事と化していました。
ある日、私は、Aくんに「ホカ弁」を買ってきてもらうようにお願いしました。
それに次いで3人が”ついでに”と言う事で、Aくんに「ホカ弁」を頼みました。
「ここの道まーっすぐ行ったら、信号があるから、それ左に曲がったら、高架下に
すぐ見えるわ。」
まだ勤務先近辺の土地感がないAくんに店の場所を教えて、見送りました。
そんなに難しい道順ではありません。
そんなわけで、Aくんが帰って来るまで、私を含んで4人は仕事をしていました。
Aくんが帰って来てからお昼にしよう!
ところが、全っっっ然Aくんは帰って来ません。
リュー「もう一時間半経ってるやん」
Aくんに教えた場所は片道2~3分の場所なのに…
お昼時で混んでるにしても、さすがに掛かりすぎだ。
リュー「アイツ何してんねん」
私はAくんに電話した。
トゥルルルルルルルル・・・・
A「・・・・はい」
リュー「Aくん今どこにおんねん?」
A「いや、あの…ちょっと見つからなくって」
リュー「ほんで、今、どこなん?」
A「真っ直ぐ行った所のファミマの前です」
リュー「近いやん。そこに信号あるやろ」
A「…はい」
リュー「左見たら高架下に『かまど屋』無いか?」
A「ええ、『かまど屋』はあるんですけど、『ほっかほっか亭』が無いんです。」
リュー「・・・・・・・・・・・・・」
いや、
いや、ちゃうやん。たしかに「ホカ弁」買って来てって言ったけど・・・・
解かるやん。一時間半もそれで迷ってたの?多分明日まで迷ってても無いよ。ほっかほっか亭は・・・
リュー「・・・・ゴメン、『かまど屋』でいいから、買って来て」
伝えることの難しさ・・・・自分では、当たり前と思っていることが、
聞く人にとっては、そうでない事は、沢山あります。
でもAくん。キミは沢山有りすぎたよ。おかげでボクは勉強になったよ。
キミも勉強しろよ。
結局、キミは2時間も職場から離れて、
更に帰って来てお昼ご飯を食べてたけど・・・