サステナブログVOL.61~「地球沸騰化」時代にアスリートが直面する危機~ 




いつもダイサンブログを読んでいただきありがとうございます。
やっと少し秋らしい気配が見え始めました。
とはいうものの、まだまだ半袖で過ごす日も多いですね!
日本では四季がありますが、夏の暑さが長く続くことでだんだん秋が短くなり、多様な業界で秋へのアプローチの仕方が変化しつつあります。
過ごしやすい気候だからこそ、楽しみたいのがスポーツ!
スポーツの秋!とも言われますね!
体を動かすには最高の季節です。
大阪でも、スポーツに触れるイベントが多数予定されています!
10月13日(月)
ヤンマースタジアム長居・ヨドコウ桜スタジアム
10月17~19日
グランフロント大阪 うめきた広場
温暖化が進む「地球沸騰化」の時代
競技環境の激変という、かつてない危機
皆さんはスポーツの未来について考えたことがありますか?
いま、気候変動はスポーツ界に大きな影を落とし始めているのです。
1. 競技環境の「激変」:もう冬が来ない!?
■ウィンタースポーツの危機
スキーリゾートの多くは、雪不足や雪質の変化に悩まされています。
天然の雪が減り、造雪に大量の水とエネルギーが必要になることで、競技の公平性が失われ、コストも高騰しています。
ある研究では、21世紀末までに、過去の冬季オリンピック開催地の多くで、安全な競技開催が難しくなると予測されています。
■屋外スポーツの「暑さ」
10月でも残暑が厳しい年が増え、夏場のマラソンやテニス、サッカーなどの屋外競技では、熱中症のリスクが深刻化しています。
大会が時間変更や短縮を余儀なくされるケースは増加傾向にあり、アスリートのパフォーマンスだけでなく、命にも関わる問題になっています。
2. アスリートが声を上げる「競技を続けるために」
アスリートは、気候変動の最前線に立っている存在です。
彼らが環境問題に声を上げ、行動を起こすのは、単なる社会貢献ではありません。
「自分たちが愛する競技を、未来の世代にも続けてほしい」という切実な願いがあるからです。
環境活動家としてのアスリート
テニス選手の多くがプラスチック削減を呼びかけたり、サーファーが海洋プラスチック問題の解決を訴えたりと、自然をフィールドとするアスリートを中心に、その影響力は高まっています。
日本でもスキージャンプの高梨 沙羅 選手は、ウィンタースポーツ選手として、温暖化による雪不足や競技環境の変化に危機感を覚えている1人です。
自身の活動として「Jump for the Earth (JFTE)」を立ち上げ、子どもたちを対象とした自然体験とクリーン活動を組み合わせたイベントなどを展開しています。
「かけがえのない自然を守り、次世代にウィンタースポーツを残す」という強いメッセージを発信しています。
トップアスリートのメッセージは、私たち一人ひとりの行動を変える強い力を持っています。
3. 私たちファンにできる「サステナブルな応援」
スポーツの秋を楽しみながら、未来の競技環境を守るために、私たちファンにできることは何でしょうか?
●スタジアムに公共交通機関で行く
…観戦に伴うCO2排出量を削減できます。
●マイボトル・マイバッグを持参する
…会場での使い捨てプラスチックごみやレジ袋の使用を減らせます。
●チームのエコ活動に参加する
…チームやリーグが主催する清掃活動やリサイクルイベントに積極的に参加しましょう。
●メーカーの製品を意識して選ぶ
…リサイクル素材や修理可能なデザインのスポーツウェア・シューズを選ぶことで、企業のサステナブルなものづくりを応援できます。
気候変動は、私たちの生活と同じように、スポーツの喜びを奪いかねない問題です。
スポーツを愛する一人のファンとして、小さな行動から未来を守る一歩を踏み出しましょう!
あなたの「推しチーム」や好きなアスリートが、どのようなSDGsや環境活動に取り組んでいるか、ぜひ調べてみてください。
そして、その活動を応援することが、私たち自身のサステナブルな行動にも繋がるはずです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!