「SDGsマスターへの道 VOL.16~ゴール15陸の豊かさも守ろう 編~」
いつも、ダイサンニュースをご覧いただき、
心より感謝を申し上げます。
本日も、人材サービス部の川東が担当させていただきます。
こちらの「SDGsマスターへの道」は、
SDGs(持続的な開発目標)を社内に広めるべく、
まずは自分自身が第一人者を目指していく企画です!
SDGsでは、17の目標を掲げていますが、
今回はSDGsのゴール15、「陸の豊かさも守ろう」について、
皆さんと情報共有できればと思っております。
前回のVOL.15では、「海」をテーマについてお伝えさせていただきましたが、
今回のVOL.16では、「陸」をテーマにお伝えさせていただきます。
経済成長による大気汚染、森林伐採による生物の住処の消失、
温暖化等による生態系の破壊や、様々な要因で生態系が変動しています。
今、地球上では年間約4万種以上もの生物が
すごいスピードで絶滅していると言われています。
そして、一番大きな要因は、森林の伐採で、
毎年1,300万ヘクタール(東京ドーム278個分)にもなります。
× 278個
インドネシアでは1990年〜2015年の間に、
約2,400万ヘクタールの熱帯雨林が破壊されました。
日本国土の3分の2近くの広さの熱帯雨林が失われてしまい、
森林破壊の最大の要因は、アブラヤシのプランテーション部門といわれています。
この伐採により、オランウータンなどの住処が無くなり、
絶滅危惧種を増やしてしまったことは知る人も多いと思います。
油ヤシ(パーム油)としてカップラーメン、ポテトチップス、
パン、チョコレート、アイスクリーム、など、に使用されています。
100%輸入に頼っている日本では、切っても切り離せないくらい
私たちの身近な食品にも多く使われています。
油ヤシ(パーム油)は商品に記載されるときには、
記載名が変更されているため、分からないことが多いです。
(植物油、植物油脂、ショートニング、マーガリン、グリセリン、界面活性剤 など)
地球上の人口も増え続け、現在、約80億人の人口は、
2050年には90億人を超える見込みです。
地球上で暮らす25%の人々は、色んな側面で森林を必要とし、
生計を立てて暮らしています。
ゴール15は、12個のターゲットで構成されていますが、
私たち一般市民にできることは限られてしまいます。
海の資源を守るために「MSC認証」や「ASC認証」のマークがあるように、
陸の資源を守るためにも「FSC」認証マークというのがあるのをご存じでしょうか?
適切に管理された森林からの木材を区別して購入できる認証制度の必要性が検討され、
26カ国の環境NGO・林業者・林産物取引企業・先住民団体などが中心となって
設立されたのがFSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)です。
森林の伐採から製品に至るまで、第三者機関によって
全て管理されている製品にのみ「FSC」認証マークがつけられます。
私たち一人ひとりにできることの取組の一つとして、
このマークのついた商品を選ぶことです。
以前、ダイサンの取組としても、
取り上げています。
家具、ノート、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、
牛乳やジュースの紙パック、年賀状、封筒、コピー用紙などなど。
各メーカー様もFSC認証マークのついた材料をつかわれているので、
製品として見る機会も多くなってきました。
たった一つしかないこの美しい地球で、持続可能な社会の実現を目指していくためには、
一人ひとりが地球の未来やそこで暮らす子供たちのことに関心を抱き、
真剣に考えなければいけないと感じます。
無理なく継続してできることを取り入れていきたいと思います。
以上、こちらのブログを最後まで
お読みいただきありがとうございました。
また次回更新時にお読みいただくことを
心よりお待ちしております。