ブログ
post

2010.10.18 スタッフブログ

『バンゲリング・ベイ』事件

どーも、皆さん、はじめまして^^

いつか、こんな日が来るのではないかと思い頼まれてもいないのに、

先にブログを書いてお声が掛かるのを、お待ちしておりました。

リューでございます。宜しくお願い致します。

私の中では、ダイサン通信(社内報)とのコラボが実現した感覚でございます。

ダイサン通信に掲載するには、ちょっとあまりにも個人的な事すぎるなぁと

言うようなことを書きたいなぁと思います。

ではでは、暫く私の子供時代のエピソードにお付き合いください。

特に30代の方は反応して頂けるのでは無いかと思います。

—事件ファイル①「バンゲリング・ベイ事件」—

私が子供の頃、ファミリーコンピューターというテレビゲームは流行りました。

まあ、知らない方はほとんどいらっしゃらないとおもいますけど…

そんな中『バンゲリング・ベイ』というソフトがありました。

少しシュールな感じのゲームで、子供達は残酷にも『クソゲー』の格付けを

容赦なく浴びせておりました。

お小遣いに限りがある子供は、新しいソフトを購入するのにもひと苦労。

そんな救済処置に当てがえるのが、ソフトの買取。

もういらなくなったゲームを売ってお金にすることが出来るお店が登場したわけです。

今では当たり前になっている中古販売システムですけど、

当時の子供達にとっては活気的な味方の出現でした。

で、当時の私もソフトを売りに行ったわけです。

今では皆無ですが、子供同士でソフトの貸し借りが頻繁に行なわれていた為、

親が言ったんでしょうね、ソフトに直接サインペンで持主の名前を書くヤツが出てきました。

そんな名前入りソフトは価値が下がり買取価格が激減するという

新制度が導入されました。私が売りに行った店は名前入りソフトは、

どんなタイトルでも一律100円でした。

「『バンゲリング・ベイ』買取価格50円になります。」

私にそう言った店員の兄さんは、レジから50円を出そうとしていました。

「あ、ちょ、待って!」

私は、おもむろにサインペンを取り出し『バンゲリング・ベイ』のソフトに

【三○りゅう○】とその場で名前を書きました。

「ハイ、これで100円じゃろ。」

「いえ、50円です・・・」

「だって名前書いてたら100円て広告に書いてるやんか!」

「・・・・・」

あからさまに顔を紅潮させた店員の兄さんの表情から、

”怒”の感情が読み取れましたが、気付かないフリをしていると、

店員さんは御自身のお財布から100円玉を取り出し、私に渡してきました。

「・・・・ありがとうございました。」

先程までとは明らかに異なるテンションの声を背に受け、

店を後にしようとした瞬間、

ドガンッッッ!!!!という凄まじい音!

慌てて振り返ると、私の「バンゲリング・ベイ」を店員さんがゴミ箱に叩きつけている音でした。

店員のお兄さん、あの時は、ごめんね。

もうゲームに名前書かないから、安心して。

カテゴリ:スタッフブログ
Copyright © 2018 ダイサン株式会社 All Rights Reserved.