「SDGsマスターへの道 VOL.2 ~ゴール1 貧困をなくそう編~」
いつも、ダイサンニュースをご覧いただき、
心より感謝を申し上げます。
コミュニケーションデザイン部の林です。
こちらの「SDGsマスターへの道」は、
SDGs(持続的な開発目標)を社内に広めるべく、
まずは自分自身が第一人者を目指していく企画です!
SDGsでは、17の目標を掲げていますが、
今回はSDGsのゴール1、「貧困をなくそう」について、
皆さんと情報共有できればと思っております。
このゴール1ですが、詳しくは、
「あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ」
とあります。
「あらゆる形態の貧困」とはどういったものでしょうか?
貧困の定義は様々あるようですが、代表的なものとして、
絶対的貧困と相対的貧困という2つがあります。
絶対的貧困とは、人間として
最低限度の生活を営むことの出来ない状態で
生活することを指します。
世界銀行で定められた国際貧困ラインでは、
2015年10月から
1日1.9ドル未満で生活する人を指していて、
世界で約7億人以上いると言われています。
相対的貧困は、わかりやすく言えば、
その国の平均所得の半分以下の収入で
生活している人を指します。
例えば日本では、
年収122万円以下で生活する人たちが該当します。
一見先進国とされ、世界からは裕福な国と
思われている日本でも、およそ6人に1人が該当し、
G7では、アメリカに次いで多いと言われています。
このように、
貧しい国であっても、豊かな国であっても、
同じく貧困に苦しんでいる人がいます。
そういった人たちの貧困を2030年までに
解消しようというのが、SDGsのゴール1です。
では、貧困の原因とはなんでしょうか?
国によっては、紛争や内戦により、
貧困に陥る事もありますし、
農業で生計を立てている場合、
気候変動の影響を大きく受ける場合があります。
また、生活に余裕がなければ、
子供たちは労働力として駆り出されるため、
教育を受ける機会を奪われ、
その後、結果的に貧困の連鎖を生み出しています。
現在、普通に生活が出来ていても、
いつどこで、事故、病気に見舞われたり、
失業してしまうかは分かりません。
日本においても、一度経済的に困窮した場合、
そこから抜け出すことは容易ではありません。
であれば、貧困問題は国の貧富に関わらず
解決すべき重要な社会課題ではないでしょうか。
とはいえ、色々な要因が複雑に絡んでいる為、
単に経済的支援をすれば
解決するという問題ではありません。
SDGsでは、別のゴールでも、
貧困問題に深く関連しているものがあり、
例えば、
ゴール2 「飢餓をゼロに」
ゴール6 「安全な水とトイレを世界中に」
などがあります。
その他のゴールについても、
少なからず貧困対策にかかわるものがある為、
それぞれの達成が自ずと貧困解消へと繋がっていきます。
国や政府、自治体や企業など様々なレベルで
取り組んで行けるところがSDGsの特徴です。
個人としてもそれは可能で、
一人ひとりがこの問題についてできることは、
まずは、世界や日本の現状を知る事ではないでしょうか。
このテーマについては、今後もしっかり勉強して
また皆さんと情報共有させていただければと思います。
以上、こちらのブログを最後まで
お読みいただきありがとうございました。
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