「サステナブログ VOL.1 ~太平洋ごみベルト編~」
いつも、ダイサンニュースをご覧いただき、
心より感謝を申し上げます。
コミュニケーションデザイン部の林です。
今回は新たに“サステナブログ”と題しまして、
持続可能な社会を目指していく為に、
日本や世界各地で問題となっている地球環境に関して、
毎回気になったテーマについて綴らせていただきたいと思っております。
第1回は、「太平洋ごみベルト」。
“太平洋ごみベルト” なるものをご存じでしょうか?
現在、アメリカ合衆国のカリフォルニアとハワイの間には、
海流、貿易風の影響などで集まった大量のプラスチックごみが漂流しています。
この広い海域に集まってきた莫大なごみを総称して、
太平洋ごみベルトと呼んでいます。
その海域面積は日本国土の2~4倍とも言われています。
広大すぎてちょっと想像がつかないですが…。
しかも世界では同様に
プラスチックごみが漂流している海域がいくつもあります。
人類が長年にわたってプラスチックを使用しつづけた結果、
処理しきれなかった廃棄物や生活排水など、あらゆる形で海に流出しています。
漂流ごみの中には、日本語表示のものもあり、
日本から流れてきているごみもあると推測できます。
このような漂流ゴミの影響で、毎年推定10万頭の
クジラやアザラシ、ウミガメなどの海洋動物が、
首を絞められたり、窒息したり、負傷しています。
マイクロプラスチックの問題も将来深刻です。
漂流していたプラスチックごみが年月を経て細かくなったものや、
研磨剤として使用されるマイクロビーズなどを指します。
海洋生物がこれらをプランクトンなどの餌と間違えて、
体内に取り込んでしまうため、最終的には
人間も含めた生態系に影響があると考えられています。
こういった事態を改善するために、
大規模なごみ回収プロジェクトも計画されていましたが、
成果は出ていないようです。
残念ながらプラスチックによる海洋汚染は、
世界中で進んでしまっています。
海洋ごみ問題は地球上の全ての人が考えるべき課題といえます。
恥ずかしながら、こういった現状を今まで知りませんでしたが、
今後も情報共有させていただきたいと思います。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回、VOL2にもご期待ください。