「最近の俺」 ~ 柏原工場ブログ ~
いや正直ね、もう仕事辞めようか…って心底思っているんですよ、最近。
って言うのはあまりにも人手不足が深刻で、毎日毎日ギリギリ生産が取れるかどうか…。
製造業としては、やっぱり「安全に品質の良い物を納期通りに」ってのが前提ですが、こ
うも人がいないと朝から晩までバタバタして、ケガこそしていないものの品質面ではお客
様にご迷惑をお掛けしてしまったりして…
ただ生産が多いだけの残業ってそこまで負担は無いのですが、人手不足のバタバタでの残
業って負担が大きくて、日に日に社員達が弱って…俺も精神・肉体面の限界…これだけ頑
張っても日々の生産計画をクリアしてるだけ、何になるの?俺の仕事って?
この発想が出て来たらもう終わりですよね。
先週、絶望的にスタッフのお休みがこれでもかってぐらい重なった日がありました。
本当に朝からバッタバタで、昼休みのタイミングでの生産進捗は「はぁ?」ってぐらい生
産が進んでおらず、今日帰れんのかな?って雰囲気が立ち込めるほど。
そんな時、有給で休んでいた1人のスタッフから電話がありました。
「用事終わったので、15時から行きましょうか?」
涙が出そうなくらい嬉しかったです。
いつも15時で帰る事情があるスタッフが、17時まで残ってくれたり、
お子さんの体調が悪いのに、お子さんをお祖母ちゃんに預けて出社してくれたり、
もちろんそれ以外のスタッフも日々残業をしてくれたり、週2~3日勤務の人が出勤日数
を増やしてくれたり、辞めたスタッフが戻って来たいと戻って来てくれたり…
こんな状況でも素直に嬉しく思える事がこんなにあるんか…
と改めて自分の器の小ささを思い知り、日々どれだけ社員やスタッフが俺以上に頑張って
くれているかに気づかされました。
責任者になれば、どうしても責任者視点になって責任者としての重圧に潰されそうになり
、自己中心的な思想になりますね。かっこ悪い自己満足の世界です。
そんな自分の不甲斐なさに気付かせてくれた。
最近のちょっと幸せを感じた話。