第20回 GEKIの WHO’S WHO
今回は、(イングリット・バーグマン)1915年~1982年のご紹介です。
AFI(アメリカ映画協会)選定の「最も偉大な女優50人」第4位。
スウェーデン、ストックホルムでスウェーデン人の父親と、
ドイツ人の母親の元に生まれ、バーグマン3歳の時に母親、
13歳の時に父親が亡くなり、叔母の家に引き取られる。
1936年『間奏曲』に主演、これを、観た当時のプロデューサー
(デヴィッド・O・セルズニック)に招かれ同作品のリメイク『別離』
(1939年)に主演。
1942年『カサブランカ』でハンフリー・ボガートと共演し、一躍スターダムに、
2日前位に、BSで、『カサブランカ』と、『誰が為に鐘は鳴る』を
久しぶりに見ました。
『カサブランカ』のバーグマンは、気品のある美しさで、雨の中の
駅バーグマンを待つボガートに、ことづての手紙が渡され、手紙の文字の
インクが、雨で少しづつ消えていくシーンはマイケル・カーチスの
すばらしい演出で、忘れられないシーンですね。
劇中使われる曲「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」和訳”時の過ぎ行くままに”
の使い方は、ラブロマンス映画のパイオニア的な手法化となっています。
余談ではあるが、『カサブランカ』をみて、1978年『名探偵再登場』を
是非ご覧あれ映画好きは、楽しめるかも!
もう一本、『誰が為に鐘は鳴る』アメリカのノーベル文学賞作家
(アーネスト・へミングウェイ)の原作で(1943年)映画化、『別離』を観た
ヘミングウェイ自ら主人公(マリア)役としてバーグマンを指名。
あの(スマイリング・エンジェル)微笑天使のような、笑顔が美しいマリア役に
指名されたのも納得ですね。
(ロベルト・ロッセリーニ)との間にイザベラ、そしてイザベラの娘
エレトラ・ロッセリーニは、”ランコム”の代表モデルを母親から引継ぎ、
その美しさは、3世代受け継がれている。
没後1985年彼女を讃え、「イングリット・バーグマン」と言うバラが
発表され、2000年世界バラ会議により「バラの殿堂」入りを果たしました。
1982年に亡くなった(グレース・ケリー)と共に2007年、没後25周年記念で
特集され、2002年近代映画社の〈スクリーン・デラックス〉に『イングリット・バーグマン&
グレース・ケリー永遠の2大クール・ビューティーズ』が有るらしいのですが、
(グレース・ケリー)のクール・ビューティーには異論はありませんが
イングリット・バーグマンには、異論を唱えたいと思います。
ハリウッド黄金期、後世に語り継がれ、逸品に名を残した名女優である
(エルメス、ケリーバック)であれば納得なのですが、ちょっとこだわりすぎでしょうか?
微笑んだ時のバーグマンが、最高に好きな、GEKIでした。
今回は、この辺で。