第15回 GEKIの WHO’S WHO
今回は、ハリウッド・レジェントの一人 (マリリン・モンロー)1926~1962(満36歳没)のご紹介です。
身長166.4cm,体重53.5kgB94W61H86、真っ赤な唇、口元のホクロ、モンローウォ-ク。
このモンロ-ウォ-ク、通常よりも大きく左右にお尻を振る歩き方には、秘密があり、
意図的に左右のヒールの長さを変えて、モンローが、1953年「ナイアガラ」で披露した歩きかたである。
1950年『アスファルト・ジャングル』、『イヴの総て』、1952年『ノックは無用』で準主役。
『ナイナガラ』で初主演。続く『紳士は金髪がお好き』、『百万長者と結婚する方法』や
『七年目の浮気』が大ヒットし一躍トップスターとなった。
1954年に、野球選手の(ジョー・ディマジオ)と結婚するが、わずか9ヶ月で離婚しその後
セックスシンボルを脱したかった彼女は、リー・ストラバーグが、主催するアクターズ・スタジオで
演技の指導を受け、『アンナ・クリスティ』、『欲望という名の電車』を演じ
好評を博した彼女は、自信を取り戻した。
1956年、劇作家のアーサー・ミラーと結婚するが、精神的に不安定な状態が続き、
睡眠薬を飲み過ぎたりし、精神病院に入院(アンナ・フロイト)に、境界性人格障害と
診断されこの頃流産も経験する。
1961年、(アーサー・ミラー)と離婚、(ピーター・ローフォード)・(フランク・シナトラ)・
(ジョン・F・ケネディ)達と浮名を流している。
1962年8月5日、自宅の寝室で全裸で死亡。没年36歳大量の睡眠薬服用による
急性バルビツール中毒での自殺。
一説には、ただのドラッグ・オーバードースとの声がある。
ある、インタビューで「何を着けて寝ますか?」 「シャネルの5番よ」何とも粋な答えであろう。
『PLAYBOY』の創始者(ヒュー・へフナー)は、モンローのそばで永眠したいと
1992年に(約710円)左真横の墓地を購入した。
モンローのトレードマーク、ブロンドの髪の色は、染めた物で、本当は褐色(ブルネット)である。
【モンロー・スマイル】と言う言葉があります。
親の愛情に恵まれていない子供ほど、周囲の大人に気に入られようとして魅力的な
笑顔を振りまく傾向がある事を示す心理学用語です。
モンローの、チャーミングな笑顔は、不遇な子供時代に周囲の大人の歓心
を獲るため自然と身に付いた物でしょう。
オーディションなどで笑顔の印象的な子役を選ぶと、両親の離婚など家庭に複雑な事情を抱えた子供が
多い事から、モンローにちなんで名づけられたそうです。
悲しい習性ですね。生きてゆく術を、そんな幼い時から身に着けなければならない環境・運命を
怨みたくなってしまいます。
話が、少しヘビーになってしまいました。
1958年『お熱いのがお好き』でも観て、何も考えず、キュートなモンローの笑顔を堪能して見ては・・・
今回は、この辺で GEKIでした。