「SDGsマスターへの道 VOL.10 ~ゴール9産業と技術革新の基盤をつくろう 編~」
いつも、ダイサンニュースをご覧いただき、
心より感謝を申し上げます。人材サービス部の川東です。
こちらの「SDGsマスターへの道」は、
SDGs(持続的な開発目標)を社内に広めるべく、
まずは自分自身が第一人者を目指していく企画です!
SDGsでは、17の目標を掲げていますが、
今回はSDGsのゴール9「産業と技術革新の基盤をつくろう」について、
皆さんと情報共有できればと思っております。
近年、世界各地でも自然災害が多く発生しています。
復旧への対応に、早期に回復できる設備や能力が問われています。
また世界では、まだまだインフラが整っていない地域もたくさんあり、
世界中の人たちが安全に安心して暮らせるしくみづくりが必要です。
日本で暮らしていると開発途上国のわからないこともたくさんあります。
例えば・・
安定的な電力供給を受けられない人の数 約26億人。
トイレや衛生施設を利用できない人の数 25億人。
安全な水にアクセスできない人の数 8億人。
電話やネットサービスが受けられない人の数 10〜15億人。
インターネットにアクセスできない人の数 36億人。
開発途上国などでは、鉄道、建物、上下水道、道路、インターネットなどの
インフラ整備で日本の技術も多く活躍しています。
先進国でもより豊かに発展していくために、技術の革新による
新しい組み合わせで問題を解決できるよう更なるイノベーションが求められています。
限りある資源を使い、大量生産と消費を繰り返してきた時代から
手法を変え、持続可能な仕組みを考えていかなければなりませんね。
私たちの生活に重要な役割となっているのが半導体。
今や無くてはならない産業金属とも呼ばれ、今後の期待も膨らみます。
生活の中での半導体の役割はこちらから知ることができます
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半導体に使われる材料は銅です。
銅の国際価格は2016年以降高騰の一途となり、
現在は、新型コロナウィルスのパンデミックの影響で、
銅鉱山の閉鎖による供給源の不足となっています。
また、世界の脱炭素化への動きで導伝性に優れた銅は、
発電設備にも多く用いられ開発途上国の足止めにもなってしまっています。
そんな中、今代替品として注目されていいるのはカーボンナノチューブ(CNT)です。
銅の20倍の強度をもち、5倍軽く、EV車の電動モーターのエネルギー効率を高め、
小型化や軽量化も期待されています。
カーボンナノチューブについてはこちらをご覧ください
開発途上国でもインフラが整備され、安定した生活が送れるようになると、
インターネットを使った教育や医療の支援など、
これまでなかった教育や医療の問題も解決していけるかもしれません。
技術革新と起業を促進するためには、このデジタル格差の解消が欠かせません。
私たち親世代が考えたこともないことですが、子供たちには必要になってきます。
今は、停電や断水をする機会も少なくなってきていますが、
一緒にインフラについて身近なレベルで考えてみるのもいいかもしれませんね。
以上、こちらのブログを最後まで
お読みいただきありがとうございました。