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2010.11.05 スタッフブログ

ビックリマン事件

どーも、皆さんこんにちは^^
リューでございます。今回も少年時代エピソード
でお送りいたします。

—事件ファイル③「ビックリマン事件」—

ビックリマンチョコをご存知でしょうか?

ウエハースチョコの中にちょこっとピーナッツ

が入っていて、手のひらサイズのお菓子です。
と言っても子供たちにとっては、チョコの存在は、

どーでもよくて、おまけで入っている『ビックリマンシール』

の方が主役でした。色んなキャラクターが描かれたシールで

数種類あり何が当たるかは、開けてからのお楽しみという

システムでした。ホントにバチが当たりそうな話ですが、

シールだけ取って、チョコが田んぼに捨てられているのを

目にしたことがあります。(後で問題になりましたけど・・・)
ある日、私の学校は『遠足』でした。

特に打ち合わせたわけでもないのに、なぜか皆、値段に

上限のある(おやつは300円までとか)「おやつ」にチョコが重要ではない

「ビックリマンチョコ」をチョイスするんですね。

ただ、ただ、皆の前で「○○が当たった!」と言いたいだけなんです。

私は、まだ学校を出発して5分もたたないうちに、

バスの中で、ビックリマンチョコを開封しました。

リュー「先生、お菓子食べてもいいですか?」

先生 「まだ、駄目に決まってるじゃろ」

もう開けてるのに、わざわざ聞く私も私ですが、

「お菓子はまだ食べてない」と言うつもりで、

中に入っているシールだけ抜き取ろうとしました。

そのとき、私は何のシールが当たったか、忘れてしまいましたが、

皆、それぞれビックリマンチョコを開けていきました。

ホント誰も先生の言う事を聞きませんでした。

T内「おっしゃ!ヘッドじゃ!」

ヘッドとは、要するにスペシャルなシールでレアなんです。

T内くんのビックリマンチョコには、どうやらそのレアシールが

入っていたみたいで、これでT内くんは、バスの中でしばらく

皆からヒーロー扱いされることが確定した。誰もがそう思っていました。
K邊 「・・・・・・・」

リュー「?K邊どうしたん?」

皆がT内くんのヘッドシール見せて見せてと騒いでいる中、K邊くんは、

ビックリマンチョコを開けたまま、ゴソゴソと何度もチョコの袋の中を

見ていました。

リュー「K邊は何が当たったん?」

K邊 「・・・・・・・」

K邊 「・・・・・コレ」

ゆっくりとチョコの袋から出てきたK邊くんの右手には、真っ白の

ただのダンボール紙が握られていました。

激レアです。つーか品トラです。

たちまちK邊くんは、皆の大爆笑を独り占めにし、T内くんを過去の人に

してしまいました。・・・・が、K邊くんは泣いてしまいました。

K邊「・・・・僕だけダンボール」

その日から、K邊くんは、白いダンボール→白ダン→白と呼ばれるようになりました。

よほど悔しかったのか、K邊くんは、バスを降りてから先生にダンボールの件を

話していましたが、おやつを開けたのがバレて怒られていました。

しかし先生は、公衆電話からわざわざメーカーの「ロッ○さん」に電話してくれて、

クレームを言ってくれていました。

翌日、学校にロッ○さんから大量のビックリマンチョコが届き、皆で分けました。

K邊くんは納得いかなかったみたいですが・・・

K邊くんゴメンね。遠足の思い出の絵に真っ白のダンボール

のドアップを描いてしまって。ラクだったよ。

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