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わたしの敬愛するジム・ジャームッシュ監督の新作が

カンヌ映画祭のオープニングを飾ったと云うニュースを目にした。

 

しかも、ゾンビ映画だ。

 

『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『ダウン・バイ・ロー』

『ナイト・オン・ザ・プラネット』『コーヒー＆シガレッツ』

『パターソン』…

 

何気ない日常を、ユーモラスな会話やオフビートなリズムで切り取ってきた。

 

そんな彼が、ゾンビ映画だとは。

にわかには信じがたいが、百聞は一見に如かず。

早速、予告編を見た。

 

寂れた田舎町。

レストランのウエイトレスがドアをあけた瞬間、ゾンビに襲われる。

しっかりしたゾンビ映画だ。

 

ん？

 

このゾンビ、イギーポップじゃねえか！

 

この瞬間、わたしの心は決まった。

 

「この映画、見るべき映画だ」

 

頼りなげな保安官を、ビル・マーレー、アダム・ドライバー、クロエ・セビニー

何役かわからないが、日本刀を振り回すティルダ・スウィントン

トム・ウェイツもゾンビとして出演している。

 

タイトルは『ザ・デッド・ドント・ダイ』

 

ジム・ジャームッシュ × ゾンビ、どう融合しているのか

今から楽しみである。

 

日本の公開は、２０２０年春。

 

すこし遠いが、それまで生きる理由が

ひとつできた。