第4回 ”GEKI’s 風はその背に鬣に” ~守口・豊里工場ブログ~
今回は(カツラノハイセイコ)です。そうです、云わずと知れた”昭和のアイドルホース”(ハイセイコー)産駒です。本当は冠名”カツラノ”ハイセイコー”と、10文字使いたかったのですが、JRA規定の競走馬名2文字以上9文字以内と言う縛りの中、(カツラノハイセイコ)となったそうです。最近では、(オウケンブルースリ)も本当はオウケンブルースリーにしたかったのではないでしょうか?
生涯成績は23戦8勝 東京優駿(日本ダ-ビー)天皇賞(春)G1 2勝 皐月賞は美浦トレーニングセンターの水道水を嫌いあまり水を飲まず、好調を維持できず(ビンゴガルー)の2着でした。旧5歳 有馬記念(ホウヨウボーイ)にハナ差届かず2着。
宝塚記念2着(ハイセイコー)産駒の中では、評価は1番高かったのではないでしょうか?
G1 2勝、八大レースでも好成績を残しているので、名馬なのは違いないのですが!
私が、印象に残る(カツラノハイセイコ)は、その類まれなる”勝負根性”に尽きます。
競走馬の資質は、スピード・スタミナ・気性(従順性)・勝負根性(闘争心)ダビスタみたいになりましたが! ”並ばれても決して、抜かせない”首でも、頭でも、ハナでも、1センチでも、1ミリでも先に、ゴールするそれが、競走馬の宿命なのです。(カツラノハイセイコ)の場合ほとんどすべてが、追走して届かず、惜敗したレースが多く、ビッシリ併せ馬の叩き合いでは(カツラノハイセイコ)は、絶対に負けません。闘争心の塊の個性派でした。
人間も同じです。突出した個性を、クセがあるとか?、いい時と悪い時の波が激しいとか?
自分たちの、許容範囲・モノサシで量って個性を潰していませんか?
私は、個性派が大好きです。
”死神・新聞の読める馬”(カブトシロー)
”勝ちきれないシルバーメダリスト”(ステイゴールド)
”栗毛の暴君 基礎発馬再試験をした前代未聞の三冠馬”(オルフェーブル)、
”先行して苦しくなると、尻尾ふりふり”(スマッシャー)など競争馬(サラブレッド)の資質の超上級のバランスの取れた日本の名馬が現れ、世界を圧巻させる日を待ちたいと思います。多分、個性的な名馬が現れると思います。
今年も残り少なく、若駒の王者・女王の後に、1年の締めくくり、有馬記念(グランプリ)をお楽しみに! 競馬は、ロマンです。あなたの夢・私の夢が走ります。
それでは、今回はこの辺で、GEKIでした。