第14回 GEKIの WHO’S WHO
皆さんこんにちは、今回は、映画作品「雲の中の散歩」をご紹介しましょう。
1940年代、メキシコの広大な葡萄園を舞台に、男女の情熱的な恋を描いた
ロマンティクなラブストーリーです。
主演男優に、(キアヌ・リーヴス)、主演女優は、本作がハリウッドデビューとなる
スペインの(アイタナ・サンチェス・ギョン)ハリウッド女優とは違う、清楚な中にも
凛とした女の強さと、悲しさが、見え隠れするビクトリアを見事に、演じています。
古くは、「流されて」、「ハンニバル」の伊男優(ジャンカルロ・ジャンニーニ)
極めつけは、祖父役の1940年台から活躍する、名バイプレーヤー、「道」・「アラビアのロレンス」の
(アンソニー・クイン)が、しっかり脇を固めます。
【あらすじ】
第2次大戦が終わり、帰郷した、ポール(キアヌ・リーヴス)は、妻の冷め切った愛を知り、
出征前のチョコレートのセールスで乗り合わせた、ビクトリア(アイタナ・サンチェス・ギョン)と
知り合い、男に捨てられ妊娠している事に、同情し彼女の夫を演じる事になるのですが・・・・
この作品が何回見ても見終わると、すがすがしい気分にさせてくれるのは、葡萄園の広大な
風景と、そこでワイナリーを自分達の人生の生りあいとしてしっかりと生きてゆく人物像が、
見事に描けている事に他ならないのでしょう。
最初は、同情だったポールの気持ちが、積んだ葡萄を大きな樽の中で踏み、音楽に合わせて踊る
儀式の中、キスを交わしお互いに今までとは違う感情が芽生え、次第にお互い惹かれて行く場面など、
父親との昔からの確執からお互いに、意地張ってしまう父親と娘、それをたしなめる母親、祖父、
魅力一杯の人たちの中、二人の愛の行方は・・・・
紆余曲折あり、二人は、結ばれるのですが・・・・・
後は、映画をご覧下さい。
ちなみに、雲の中とは葡萄園の事だそうです。
いつもより、ほんのすこし値段の張るワインを傾けながら恋人と観るおすすめ映画です。
それではまた、お会いしましょう・・・・ GEKIでした。