【健康経営実践VOL.65 職場における熱中症対策が義務化!】
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なんと、8月5日(火)14時10分すぎ、群馬県伊勢崎市で、日本国内の歴代最高気温41.6℃を観測しました。
40℃を超える気温は、殺人的です。
不要不急の外出は避けることが無難ですね。
画像:ウェザーニュースより
暑すぎる夏が続く日本では、2025年6月1日から労働安全衛生規則の改正省令が施行され、一定の条件を満たす作業を行う事業主に対し、熱中症対策が義務付けられました。
これには罰則も伴います。
厚生労働省の各地域の労働局でも活発に熱中症対策について情報を発信しています。
命に関わる危険な症状である熱中症のリスクは、企業として従業員の安全を守るために適切な対策を講じること必要です。
「熱中症対策は、もう個人の問題ではない」という認識が非常に重要!
労働安全衛生法に基づき、事業者は職場環境を快適に保ち、従業員の安全と健康を確保する責任があります。
では、具体的にどのような対策が必要なのでしょうか。
熱中症対策の具体的な取り組み
1. 作業環境の見直し
温度・湿度管理: エアコンや扇風機を適切に活用し、室内の温度と湿度を管理しましょう。
厚生労働省は「WBGT(暑さ指数)」を基準とした対策を推奨しています。
画像:日本教育新聞より
環境省の熱中症予防情報サイトには、リアルタイムで、WBGTが確認できますので、一度自分の地域も確認してみてください!
休憩スペースの確保: 涼しい場所で休憩が取れるように、休憩室や休憩スペースを整備しましょう。
2. 従業員への教育と周知
熱中症の症状を知る: めまい、立ちくらみ、筋肉痛、倦怠感など、熱中症の初期症状について従業員に周知徹底しましょう。
水分・塩分補給の重要性: のどが渇く前にこまめに水分や塩分を補給するよう呼びかけましょう。
スポーツドリンクや塩飴などを常備するのも効果的です。
熱中症患者らしき従業員が発生した場合は、従業員同士の初動対応が重要になってきます。
「熱中症対応フロー」を作業現場の見やすい場所に掲示し、義務化された報告体制の可視化に活用できます。
3. 勤務体制の工夫
休憩時間の確保: 休憩時間を通常より長くしたり、回数を増やしたりする工夫が必要です。
作業時間の調整: 炎天下での作業は、気温が比較的低い早朝や夕方に行うなど、作業時間を調整しましょう。
チームでの見守り: 一人で作業させず、複数人で互いの体調を確認し合う体制を作りましょう。
熱中症対策は、単に法律を守るためだけではありません。
従業員が健康で安心して働ける環境を整えることは、生産性の向上にもつながります!
「うちは大丈夫だろう」と過信せず、一人ひとりが意識を高め、会社全体で対策に取り組むことが、従業員を守る最善の方法です。
今年の夏は、職場全体で熱中症予防に取り組み、安全に乗り越えていきましょう!
最後までブログを読んでいただきありがとうございました!