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2011.12.21 スタッフブログ

第26回 GEKIの WHO’S WHO

みなさん、こんにちは

この前、知り合いのBARで、20代と30代の男性と

映画の話をしまして、製作年数と、監督名を付けて話す事に

ダメ出しを、された” GEKI ”です。

さて今回は、81年「黄昏:On Golden Pond」のご紹介です。

監督 マーク・ライデル

主演男優 ヘンリー・フォンダ

主演女優 キャサリン・ヘップバーン

助演女優 ジェーン・フォンダ

ヘンリーはこの作品で、自身初となる、アカデミー主演男優賞、キャサリンは

4度目となる主演女優賞に輝き、ジェーン・フォンダ(2度の主演女優賞受賞)に、

「これで、もう私に追いつけないでしょう!」アカデミー主演女優賞受賞回数の事であるが、

言わしめた記念すべき作品です。

1978年ブロードウェイで舞台化された(アーネスト・トンプソン)の戯曲の

映画化権をジェーンが父親(ヘンリー・フォンダ)の為に買取、相手役として、

これまで一度の共演も無かった(キャサリン・ヘップバーン)にジェーン自ら、

オファーし実現する事となりました。

戯曲の内容は、父と娘の確執を取り扱った作品で、実生活におけるヘンリーと

ジェーンの不和を思い起こさせる物であった。ジェーン・ピーターは、

ヘンリーの2番目の妻(フランシス・シーモア・ブロカウ)との間にできた

姉弟であり、浮気を苦に、母親(フランシス)を自殺に追いやってしまった父親

(ヘンリー)を許す事ができなかったのである。

事あるごとに、父親ヘンリーに背いて来たジェーンも44歳にして人生のワビ・サビが判ったのか?

自らが、父親(ヘンリー)に歩み寄り、この作品の共演をきっかけに分かり会おうとしたのである。

そう言うバックグラウンドも加味して、この作品を見ていただければ感動もひとしおだと思います。

健康上の問題で、アカデミー賞受賞式に欠席の(ヘンリー)の代役で、嬉しそうにスピーチをする

ジェーン・フォンダが印象的でした。

式の数ヶ月後の1982年、子供達に見守られながら心臓病で死去、彼にとって最後の素晴らしい

作品となりジェーン・フォンダにとっても、父親(ヘンリー)との親子の絆を確信できた忘れる事の

できない作品になった事でしょう。

二人の自然体での、名演技もさることながらタイトルにもなっている夕景を始めとする

ニューイングランドの美しい映像美を観るだけでも、本作の価値はあると思います。

お正月休み、名作に酔いしれるのもおつな、モノかも知れません。

では、皆さまよいお年を! GEKIでした。

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