「SDGsマスターへの道 VOL.4 ~ゴール3 すべての人に健康と福祉を 編~」
いつも、ダイサンニュースをご覧いただき、 心より感謝を申し上げます。 コミュニケーションデザイン部の林です。 こちらの「SDGsマスターへの道」は、 SDGs(持続的な開発目標)を社内に広めるべく、 まずは自分自身が第一人者を目指していく企画です! SDGsでは、17の目標を掲げていますが、 今回はSDGsのゴール3、「すべての人に健康と福祉を」について、 皆さんと情報共有できればと思っております。 このゴール3ですが、詳しくは、 「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、 福祉を促進する。」とあります。 日本に住んでいると、健康的な生活や福祉などは、 何となく当たり前にある日常に感じてしまいますが、 世界の現状はどうでしょうか? ゴール3では、ターゲットとして、 妊産婦の死亡率、新生児および5歳未満児の死亡率、 感染症対策、若年死亡率、薬物、アルコールの乱用、 交通事故死傷者の減少、性と生殖に関する保健サービスの利用、 UHCの達成、大気、水質、土壌汚染による疾病の減少などが 挙げられています。 国連開発計画(UNDP)によると、SDGsの前身、 MDGs(ミレニアム開発目標)の時代から、対策が行われ続けて、 幼児死亡率の引き下げ、妊産婦の健康改善、HIV/エイズ、マラリア、 その他の疾病対策の分野では、大きな成果が得られたようです。 しかしながら、成果が得られているにもかかわらず、 いまだに、5歳未満児の死亡者数は、600万人にものぼり、 その内、約半数は新生児で、生後1ヶ月以内に無くなっています。 さらに予防が可能な病気で、毎日16,000人の子供が命を失っています。 妊産婦については、出産時などに生じる合併症で1日数百人が亡くなり、 開発途上地域の農村部では、医者の立ち合いによる出産は、 全体の56%にすぎません。 妊産婦の死亡数については、年々増加傾向にあり、その内の86%が、 サハラ以南のアフリカ、南アジアの2地域に集中しています。 その他にもHIVは依然はびこっており、 同じくサハラ砂漠以南のアフリカ地域では、 エイズが若者世代で最大の死因となっています。 徐々に改善は見られていましたが、SDGsの目標を達成するには さらに対策を加速させる必要があるようです。 サハラ以南のアフリカ、南アジアの2地域は、 その多くは開発途上国であり、貧困、飢餓などの影響も複雑に関わっています。 世界の5歳未満児死亡についても、サハラ以南のアフリカ、 南アジアの地域に集中しています。 これらの地域では、伝染病や感染病が原因で 抵抗力の弱い小さな子どもが命を落としています。 栄養不足、予防接種や治療が受けられない、衛生環境の悪さなど、が 改善できれば、予防できる病気とされています。 妊産婦の死亡率を下げるために効果的な対策は、「出産場所の確保」です。 サハラ以南のアフリカ、南アジアの地域では 自宅出産をする妊産婦が多いのですが、 そこでは満足な医療設備も、医師の立ち会いもありません。 その為、難産や出血多量などに対応できずに命を失ってしまいます。 そこで現在行われている支援として保健センターのような設備が整った、 安全で衛生的な医療設備に、教育された医療スタッフが配置された場所で 出産する、施設での出産を促す活動があります。 そうすることで出産前の妊婦は安心して出産を行うことができます。 しかし、まだまだ課題もあるようで、医療スタッフの育成、 その地域の社会的慣習、交通アクセスの整備が必要です。 途上国の課題と先進国の課題はそれぞれ事情が違うので 一緒にすることはできませんが、 誰一人取り残さない社会の実現を目指すためには、 すでに健康や生命の危険にさらされている弱者に まずは手を差し伸べることが肝心です。 このテーマについては、今後もしっかり勉強して また皆さんと情報共有させていただければと思います。 以上、こちらのブログを最後まで お読みいただきありがとうございました。 よろしければ下記のブログも併せてご覧ください。 前回のブログはこちら☟ 「SDGsマスターへの道 VOL.3 ~ゴール2 飢餓をゼロに 編~」 SDGsマスターへの道 VOL.1はこちら☟ 「SDGsマスターへの道 VOL.1 ~セミナー参加編~」 また次回更新時にお読みいただくことを 心よりお待ちしております。
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